児童福祉の掃き溜め

ちょっと児童福祉に詳しい低学歴がいろいろ講釈垂れてやろうというブログです。心がたぎる

保育園選考という名のギャンブル

「待機児童問題が深刻だ」

あちらこちらで絶えることなく囁かれるこの話題ですが、残念なことに保育士不足や保育所の設立問題もあり、未だに画期的な解決の目処は立っていません。本来保育所というのは児童福祉施設のひとつであり、福祉の分野である以上、必要とする人々全てが利用できることが前提です。つまりこの待機児童問題というのは福祉の破綻をも意味しているんですね。

 

しかしこんな現代だからこそ私はこう思うわけです。保育所に入所させることを前提とした子育て計画を立てることがそもそも間違いなのてばないか」と。

 

何度も言いますが上記にも記載した通り、保育所福祉施設の一つなので、利用できて当たり前と言えば当たり前なのです。

当たり前なのですが現代ではその当たり前は破綻しています。どこもかしこも保育所は満員なのです。油や吐瀉物の臭いが充満した繁華街にあるような認可外保育園ですら満員なのです。

 

保育園選考も家庭環境(どれだけ実家から遠いか、どれだけ貧しいか)や収入(どれだけ低いか)などで選考を行うため大学受験のように努力で補えるものではありません。そのうえ志望した園に行けるとも限りません。最早ギャンブルに近いものとなっています。

つまり保育所入所を前提とした子育て計画というのはギャンブルに勝つことを前提とした子育て計画となります。「この台でフィーバー出せれば何とか今月の家賃払えるんだ!」といってパチンコに目を光らせてるジャンキー並に無計画です。

 

無責任な出産ほど罪なことはこの世にありません。保育所ギャンブルに負けても育児に専念できる環境や心構えを出産前から作っておくべきではないでしょうか。(それができない、知ったことではないって人はギャンブルに勝つことを祈るしかありません。カイジ読みましょう)